【グルメ】"スマトラカレー"というジャンルの、大正時代から続く老舗名店【スマトラカレー 共栄堂 / 神保町駅】

【店舗情報】
神保町駅から徒歩1分ほどのところにある「スマトラカレー 共栄堂」さんへ訪問。
休日のランチ時間という最悪のタイミングであり、「欧風カレー ボンディ 神保町本店」さん、「カリーライス専門店エチオピア 本店」さんを回ってみるがどこもかなりの並びがあり断念。
カレーランチは諦めようと思った矢先に「スマトラカレー 共栄堂」さんへ伺うと並びもなしですぐに入ることができた。

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スマトラカレー 共栄堂 外観

神田神保町界隈では「トプカ 神田本店」さんに伺った記事で取り上げた通り、かなりのカレー激戦区であるが、「スマトラカレー 共栄堂」さんはその中でも最古の1924年にオープンしたというかなりの老舗店である。

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歴史があるだけでなく、現在でも人気は絶えないお店である。
スマトラとはインドネシアスマトラ州を指しており、伊藤友治郎氏により現地のカレーを日本人に合う形でアレンジしたのが、共栄堂のカレーであるという。

会計は後払いであり、今回は「ポーク 1,100円」を注文した。

【実食】
先にサービスのコーンスープが提供され、その後すぐに料理の方が提供された。

ポーク 1,100円

まずはルーを一口頂くと、インドカレーのスパイスや欧風カレーの甘さとは全く異なる、独特の風味が口を占める。
辛さは少し後から来るが、辛さが苦手な人でも十分に食べられるレベルである。

お米にかけて一緒に食べても、言葉では形容し難い独特の風味が口、鼻を突き抜ける。
お米の量は普通盛でも多く、カレーに対する比率で考えると余ってしまう可能性もあるため、カレーを楽しみたい人はルー大盛にした方がよいかもしれない。

【総括】
神保町界隈に古くから愛されるスマトラカレーは、現在のどこのお店でも出していないような、独特の味がするカレーであった。
いや、カレーではなく"共栄堂のスマトラカレー"という一種のジャンルなのかもしれない。

カレーは素材によってルーの作りも変えているそうなので、一度だけではなく、二度三度行くことで、本当の「スマトラカレー 共栄堂」さんを楽しめるのであろう。