【店舗情報】
インド独立運動への貢献や満州国での活動など、日本とも関わりが深いA・M・ナイル氏が1949年に東銀座駅へ開業したという歴史あるカレーの有名店。
現在は3代目のナイル善己氏が務め、店舗の関係で歌舞伎役者も訪れるという。
土曜日の13:20頃で並びが5名、後続で3名ほど並んでいた。
メニューは複数あるのだが、着席してナイル善己氏から「ムルギーランチでよろしいですか」との声が。
お決まりであるらしく、郷に入れば郷に従えなのでムルギーランチのごはん少な目でお願いした。お会計は後払い。
【実食】
注文して5分ほどで運ばれた。
1本の鶏もも肉が添えられているのだが、運ばれてからシェフが一人一人ナイフとフォークでくずしてくれる。くずした後に「よく混ぜてお召し上がりください」との声が。
まずは混ぜる前にカレーを一口。さらりとしたカレーはスパイスが効いた味であり、じんわりと来る辛さもある。
マッシュポテトやキャベツ、鶏もも肉と合わせて食べると一気に別料理と化す。
カレーを混ぜることは抵抗がある自分なのだが、なるほど、混ぜてお召し上がりくださいという一言もうなずける。
【総括】
スタッフの方は都度席を見回っており、お水も頻繁に注いでくれる気遣いもうれしい。
歴史あるカレーの名店であるが、こういった気遣いの積み重ねが今でも変わらず愛される名店のゆえんなのであろう。